放線菌ストレプトミセス・グリセウスのゲノム解析のための基盤研究
Project/Area Number |
13206013
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
堀之内 末治 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (80143410)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大西 康夫 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (90292789)
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Project Period (FY) |
2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥7,200,000 (Direct Cost: ¥7,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥7,200,000 (Direct Cost: ¥7,200,000)
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Keywords | 放線菌 / ゲノム / 抗生物質 / 形態分化 / A-ファクター / 自己調節因子 / バイオテクノロジー / 応用微生物 |
Research Abstract |
放線菌Streptomyces griseusの抗生物質生産、形態分化の開始は、自己調節因子A-ファクターによるホルモン制御やセリン/スレオニンキナーゼAfsKによるシグナル伝達が複雑に絡み合って制御されている。前年度にA-ファクターカスケードの中心に位置する転写因子AdpAの標的遺伝子を網羅的に取得していた。 1.AdpAの標的遺伝子の中に金属プロテアーゼ、3種のセリンプロテアーゼ、ポリケタイドに合成遺伝子群を見出し、これらはA-ファクター依存的に転写されることを確認した。 2.培地中のグルコースに依存して基底菌糸ないに隔壁を形成して、そのまま成熟胞子を着生する変異株をUV処理により取得した。遺伝子クローニングにより、本変異にはABCトランスポーター(ATP-binding cassette transporter)を構成するdasRABCが関係することを見出した。本遺伝子の塩基配列決定、転写解析や変異株の電顕観察により放線菌の形態分化の一端を明らかにできiた。なお、この変異株が示すectopic sporulationは、A-ファクター非依存性であった。 4.AfsKの自己リン酸化を蛋白-蛋白結合によって制御するKbpAを同定した。kbpAは培養後期に発現され、afsK/afsR系で開始された抗生物質生産を抑制する負のフィードバックループを形成すると推定された。 AfsKの標的蛋白であるAfsRはATpase活性を有し、afsSを標的とする転写因子であることを証明した。AfsRのリン酸化はAfsRのDNA結合能を飛躍的に高め、ATPase活性へも影響を与えた。このように、AfsK/AfsRのシグナル伝達系に新たにKbpA, AfsSの役者が加わり、本制御系の全解明に一歩近づいた。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)