進化工学及びMDエンジンを用いたタンパク質の構造安定性と熱変性の研究
Project/Area Number |
13208032
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
|
Research Institution | Tokyo University of Pharmacy and Life Science |
Principal Investigator |
山岸 明彦 東京薬科大学, 生命科学部, 助教授 (50158086)
|
Project Period (FY) |
2001
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
|
Budget Amount *help |
¥6,500,000 (Direct Cost: ¥6,500,000)
Fiscal Year 2001: ¥6,500,000 (Direct Cost: ¥6,500,000)
|
Keywords | 進化工学 / タンパク質 / 熱安定性 / 熱変性 / MDエンジン / 動力学計算 / 自由エネルギー / イプロピルリンゴ酸脱水素酵素 |
Research Abstract |
1)遺伝子の系統樹から全生物の共通の祖先は超好熱菌だったのではないかという仮説が提唱されている。この仮説を検討するために、イソプロピルリンゴ酸脱水素酵素の祖先型配列を推定し、その祖先型変異酵素7種を作製した。そのうちの5つで耐熱性が上昇していた。この結果は「共通の祖先超好熱菌」仮説を支持している。またこの結果は、アミノ酸の1次配列情報と蛋白質安定性との系統樹を介した関係を示す物である。 2)大腸菌、好熱菌に関する論文を発表した。枯草菌に関する測定を行った。これは、これまで、好熱菌タンパク質と相同な常温菌タンパク質を比較した数少ない研究結果であり。好熱菌タンパク質の変性状態が異なっているのではないかということを示唆している。 3)MDエンジンを導入した。4)RNAaseT1の全原子モデルによる遠距離力の近似なしの熱変性計算を行い、NMRの測定結果と比較した。
|
Report
(1 results)
Research Products
(3 results)