神経成長円錐と経路選択:ミオシン-Vの役割を探る(II)
Project/Area Number |
13210022
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
石川 良樹 群馬大学, 医学部, 講師 (20212863)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
熊谷 啓之 群馬大学, 医学部, 助手 (20321945)
小浜 一弘 群馬大学, 医学部, 教授 (30101116)
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Project Period (FY) |
2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥6,200,000 (Direct Cost: ¥6,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥6,200,000 (Direct Cost: ¥6,200,000)
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Keywords | アクチン / ファシン / フィロポディア / ミオシン |
Research Abstract |
ファシンはフィロポディアに局在するアクチン束化蛋白質、ミオシンVはやはりフィロポディアに局在するMotor蛋白質で、いずれも発生初期、突起伸長期に特異的に発現することから、成長円錐の運動性と深く関わっていると想像される。我々はファシン、ミオシンV、アクチンをインビトロで再構成し、その相互作用様式を解析した。その結果、ファシンは極性を揃えてアクチン繊維を束化し、フィロポディア様構造を形成した。また、ミオシンVは、ファシン/アクチン束をマイナス端方向に向かって滑り運動させながら、束をバラバラに解いた。この運動は、カルシウムにより阻害され、なおかつ実際のフィロポディア運動:退行性の流れと基部での束消失に酷似していた。以上の結果から、ミオシンVとファシンが成長円錐運動調節で中心的な役割を担っている可能性が出てきた。 そこで、遺伝子操作が容易なcell lineでこれらの蛋白質の発現を変動させ、成長円錐のアクチン微細構造を生体観察することが可能な系の探索をした。液晶で偏光角を多段階変化させ、画像処理により像を結ばせる新型偏光顕微鏡(Pol-scope)が、VEC-DICよりもアクチンの微細構造観察に適していた。また、マウスニューロブラストーマ/ラットグリオーマ由来Ng108-15細胞の成長円錐が培養条件下で良く広がり、観察に適していた。GFP-ファシン、及び他のアクチン結合蛋白質とGFPとの融合体を作成し、これらの蛋白質とPol-scopeとの同時観察が可能になった。今後はこの系を用いて、成長円錐運動の解析を行っていきたい。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)