活動依存的な神経細胞成熟に関わる遺伝子発現制御系の解析とマウス小脳発達
Project/Area Number |
13210058
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Toyama Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
津田 正明 富山医科薬科大学, 薬学部, 教授 (80132736)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田渕 明子 富山医科薬科大学, 薬学部, 講師 (40303234)
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Project Period (FY) |
2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥4,900,000 (Direct Cost: ¥4,900,000)
Fiscal Year 2001: ¥4,900,000 (Direct Cost: ¥4,900,000)
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Keywords | ニューロトロフィン / 脳由来神経栄養因子(BDNF) / ニューロトロフィン(NT-3) / カルシウム / PACAP / CREB / USF |
Research Abstract |
本年度は、脳由来神経栄養因子(BDNF)、ニューロトロフィン-3(NT-3)、PACAP(Pituitary adenylate cyclase activating polypeptide)遺伝子のカルシウム(Ca^<2+>)シグナル応答に関わる転写制御系の解析を主に行った。 1.BDNF遺伝子プロモーターl(BDNF-Pl)の解析 ラット大脳皮質初代神経細胞培養系におけるDNAトランスフェクション実験によって、-80〜-90に存在する領域が大きくカルシウム応答に関係していた。この領域には、CREとUSF-1,-2(Upstrem stimulating factor-1,-2)の結合するサイトがオーバーラップして存在し、それぞれがBDNF-Pl活性化に関与していることが認められた。また、カルシウムシグナルによるUSFのリン酸化も認められた。 2.NT-3遺伝子プロモーターの解析 -100より下流に存在するGC-boxが基本的転写活性に寄与しており、これはtandem repeatsの形で機能していることが明らかとなった。 3.PACAPプロモーターの解析 -200付近のCREを含む領域がCa^<2+>応答性に大きく効いていることが確認された。 4.新たなカルシウム応答遺伝子の検索 VIP(Vasoactive intestinal polypeptide)遺伝子がCa^<2+>流入に応答して活性化されることが明らかとなった。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)