脳内HDLの機能;脳コレステロール代謝平衡と障害の修復
Project/Area Number |
13210118
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
横山 信治 名古屋市立大学, 医学部, 教授 (10142192)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻田 麻紀 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (10253262)
堂前 純子 名古屋市立大学, 医学部, 講師 (70227700)
伊藤 仁一 名古屋市立大学, 医学部, 助教授 (60167260)
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Project Period (FY) |
2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥7,300,000 (Direct Cost: ¥7,300,000)
Fiscal Year 2001: ¥7,300,000 (Direct Cost: ¥7,300,000)
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Keywords | 神経科学 / 生体分子 / 脳神経疾患 / 痴呆 / 脂質 |
Research Abstract |
脳内のコレステロール代謝平衡は血漿リポタンパク質からは独立し、脳内で独自に産生されたHDLにより担われ、HDL欠損症においても中枢神経系の障害を認めない。これまでに我々は、脳独自のHDL新生機構として、アストロサイトは自ら合成する内因性のアポEによりコレステロールに富むHDLを産生する一方で、外因性のアポA-l等に反応してコレステロールの乏しいHDLを産生することを明らかにしてきたており、更にその制御機構の検討を行っている。脳細胞を長期間(4週間)培養した後アストロサイトを分離すると、内因性アポEによるHDL産生は、アストロサイト自身が産生する酸性FGFによるauto crine機序によって刺激を受け、これによるHDL新生とコレステロール放出の増加によりアストロサイト内のコレステロール代謝が更新することが認められた(Ueno et al.BBA in press)。現在、酸性FGFの合成が高まる病態をin vivoにおいて検討している。また、アストロサイトと外因性アポリポ蛋白質による反応によりHDLが新生するとき、ERで新規に合成されたコレステロールがcaveolin-1とともに細胞質に移動して脂質・蛋白質複合体をつくり、この後HDL中に現れてくることが見いだされた。これらの結果は、アストロサイトの2種類のHDLの分別産生機構が脳の障害修復機転と関連があることを示唆した(Ito et al.JBC 277: 7929-7935,2002)。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)