Project/Area Number |
13214011
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
山本 和生 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 教授 (20093536)
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Project Period (FY) |
2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
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Keywords | 活性酵素 / 8-dihydro-8-oxoguanine / ホットスポット / ポリメラーゼの忠実度 / バイパス合成 / Fpg / MutM / MutY |
Research Abstract |
活性酸素性DNA損傷7,8-dihydro-8-oxoguanine(8-oxoG)による突然変異生成について、次の4点を明らかにした。1)8-oxoGに起因する変異が特定の塩基配列に局在するかどうかを調べるために、8-oxoG修復欠損株(mutM mutY欠損株)で生じた変異体の配列を解析した結果、特定の4箇所に変異が局在した。この部位では、PuGpu配列中央のGがホットスポットになっていた。そこで、変異はプリン基に囲まれたグアニンで生じやすいという仮説を提案した。2)この仮説の真偽を明らかにするために、ホットスポット配列AGAに注目した。この配列の3'側の塩基をT、G、Cに変化させたAGA、AGT、AGG、AGC配列を作り、変異率を調べたところ、3'側の塩基がプリン基の時はピリミジン基の時よりも変異が生じやすいこと即ち、前後の塩基配列に影響されることが分かった。3)変異生成が前後の塩基配列に影響される原因として、ポリメラーゼの忠実度が塩基配列に影響される可能性を検証した。8-oxoGを持つ4つの配列を人工合成し、それを鋳型とした突然変異を調べたところ、3'側の塩基がA、T、G、Cの時に各々13.8%、13.1%、16.1%、11.9%であった。つまりDNAポリメラーゼが8-oxoGをバイパス合成する時、周辺配列はその忠実度に影響しないことが分かった。4)8-oxoG修復酵素の活性と周辺配列について調べた。8-oxoGの3'側の塩基がA、T、G、Cの時、Fp9/MutMは各々22.9%、23.2%、24.7%、94%の割合で切断し、MutYは各々0.03%、5.82%、1.89%、2.53%の割合で切断した。Fpg/MutMは3'側の塩基がシトシンの時は活性が低いこと、MutYは3'側の塩基が,アデニンの時は活性が低いことが分かった。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)