Project/Area Number |
13218063
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
稲葉 カヨ 京都大学, 生命科学研究科, 教授 (00115792)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高原 和彦 京都大学, 生命科学研究科, 助手 (90301233)
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Project Period (FY) |
2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥6,400,000 (Direct Cost: ¥6,400,000)
Fiscal Year 2001: ¥6,400,000 (Direct Cost: ¥6,400,000)
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Keywords | 樹状細胞 / 細胞亜集団 / 食作用 / 死細胞 / 抗原提示 |
Research Abstract |
正常生体中のリンパ系器官においては、樹状細胞は免疫応答を誘導するのではなく、末梢免疫寛容を誘導することが申請者等の研究でも明らかになりつつある。しかも、タンパク抗原だけでなく細胞に由来する抗原に対しても、CD4陽性T細胞ならびにCD8陽性T細胞の活性化による増殖応答の後に、それら特異的T細胞が除去されるという結果も得ている。また、これまでの本申請領域における研究で、腫瘍局所に未熟な樹状細胞が多数存在するという結果も得ている。これらの結果を踏まえ、また担癌動物においても免疫寛容が誘導される可能性を念頭に、本申請では抗原を負荷した腫瘍細胞あるいはアポトーシス腫瘍細胞を生体に投与し、抗原提示細胞である樹状細胞の機能を検討した。 その結果、CFSEで標識した種々のアポトーシス腫瘍細胞を尾錠脈より投与したところ、非樹状細胞のCD8陽性樹状細胞に選択的に取り込まれることがフローサイトメトリーによる解析により示された。また、EL4にあらかじめ卵白アルブミンを負荷してC57BL/6マウスに投与したところ、CD8陽性特異的T細胞の活性化が、CD8陽性樹状細胞によってのみ誘導されることが明らかになった。しかし、内因性抗原ペプチドの輸送に関与するTAP遺伝子欠損マウスを用いて同様の実験を行ったところ、CD8陽性T細胞の活性化は誘導されなかったが、CD4陽性T細胞の活性化はC57BL/6の場合同様に誘導された。これらの結果は、生体内のCD8陽性樹状細胞は死細胞を取り込み、細胞由来の外来性抗原をCD4陽性T細胞だけでなく、CD8陽性T細胞にも提示し、それらを活性化することを示すものであり、担癌動物においても同様の機構で特異的免疫応答が起きていることが予想された。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)