全周パノラマ画像と地図情報を組み合わせた4次元情報流通コンテンツに関する研究
Project/Area Number |
13224044
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Japan Advanced Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
堀口 進 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (60143012)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西本 晴子 ディー, リンク株式会社・R&D室, 研究員
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Project Period (FY) |
2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Keywords | 全周パノラマ動画 / 4次元情報コンテンツ / 仮想現実環境 / グローバル照明情報 / 3次元仮想画像合成 |
Research Abstract |
本研究の目的は、実写による全周パノラマ動画を用いて、地域の特定地点ないし特定地点間の移動軌跡に対応する3次元画像情報表示方法および装置により新しい臨場感のある情報コンテンツの構築法を確立することである。本年度は、先ず、室内を実写した全周パノラマ画像を用いて室内の証明条件であるグローバル照明情報を取りだし、インバースグローバル照明情報を用いて仮想現実環境での3次元仮想画像合成に関する研究を行った。その結果、従来の困難であった室内の照明条件を実写により容易に決定できることが明らかになった。しかし、複雑な照明条件を決定するためには様々な解析が必要であり今後十分に検討する必要があることも示した。次に、東京地域の特定地点間の移動軌跡に対応するパノラマ画像を実際に撮影し、移動軌跡に対応する地図情報上にリンクできるインターフェースを開発した。現在、1つの移動軌跡に対応するパノラマ画像のデータ量は1.5MB程度であり、表示時間や画像表示インターフェースも小さいが、パノラマレンズの特性を生かした360度方向の実画像をリアルタイムで表示可能になっている。また、レンズの撮影範囲を決める仰角においてもハレーションを少なくした52度パノラマレンズを用いて撮影したため、360度の水平方向より自由に制御できないが52度の範囲で画像を制御できることを示した。最後に、建物情報や説明情報などの既存情報メディアを全周パノラマ動画にリンクするために必要な、全周パノラマ動画像のインデキシング方法の提案ならびにブラウザリング手法の提案を行い、現在詳細なシミュレーションにより性能を評価している。これらの提案手法が実際の画像で応用できる基盤要素技術となれば、全周パノラマ動画と地図情報システムと統合して4次元情報流通コンテンツを構築する方法を研究開発できる。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)