Project/Area Number |
13226066
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
山西 弘一 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (10029811)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上田 啓次 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (00221797)
近藤 一博 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (70234929)
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Project Period (FY) |
2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Keywords | HHV8 / KSHV / γヘルペスウイルス / 潜伏感染 / 再活性化 / RTA / メチル化 / K5 / クラスI遺伝子 |
Research Abstract |
ヒトヘルペスウイルス8(HHV8)或いはカポジ肉腫関連ヘルペスウイルス(KSHV)はγヘルペスウイルスに属し、カポジ肉腫やprimary effusion lymphoma (PEL)などの腫瘍発生との関連が重要視されている。現在のところ、効率的なin vitro感染系は存在しないが、前述のPELから感染細胞株が分離されており、これを用いた潜伏感染機構、再活性化機構の解析が可能である。 我々は、まずKSHVゲノムのメチル化とKSHV前初期遺伝子の発現との関連を調べ、5-azacytidineが潜伏感染状態を解除し、再活性化のtriggerとなる起因遺伝子RTA (reactivation and transcription activator/ORF50)の発現が誘導されることを確認した。5-azacytidineは複製依存的にゲノムのメチル化状態を解除する薬剤で、実際、5-azacytidine投与後にRTA遺伝子制御領域のメチル化状態が解除されていることを示した。またCpGをメチル化したRTA遺伝子制御領域(遺伝子上流約1kbp)と脱メチル化したものをレポーターアッセイにより比較することにより、脱メチル化したRTA遺伝子制御領域が強い活性を有することを確認した。(PNAS98:4119、2001) またRTAそのものが自己の制御領域に正に作用する現象において、特異的な領域にRTAが作用することを明らかにするとともに、その領域にOCT1が介在することを示した。この結果、RTAはherpes simplex virus (HSV1)のVP16と同様にOCT1と相互作用することにより転写活性が引き出されることが示された。(J. Virol. 75:6894、2001) さらにKSHVがコードするK5遺伝子産物がMHCクラス1遺伝子産物の細胞表面表出をダウンレギュレーションすることを証明し、溶解複製時に宿主の免疫機構から免れる横構をウイルスそのものが兼ね備えていることを示した。(J. Gen. Virol. 82:1175)
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)