センダイウイルスのアクセサリー遺伝子産物と自然免疫回避機構
Project/Area Number |
13226130
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | National Institute of Infectious Diseases |
Principal Investigator |
加藤 篤 国立感染症研究所, ウイルス製剤部, 室長 (40152699)
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Project Period (FY) |
2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Keywords | センダイウイルス / パラミクソウイルス / C蛋白質 / インターフェロン / シグナル伝達 / 自然免疫 |
Research Abstract |
センダイウイルスのP遺伝子から異なる翻訳開始点を使うことにより、C蛋白質で総称されるC^1、C、Y1、Y2蛋白質が産生される。これらC蛋白質には、どれもインターフェロンに対抗する能力があることが判明した。C蛋白質を発現するHeLa細胞を用いて解析したところインターフェロンのシグナルが、核に到達する以前の過程でブロックされていることが判明した。また、その機能は、C蛋白質のカルボキシル末端側半分の100アミノ酸部分が担っていることが明らかになった。この部分とHeLa細胞cDNAライブラリーを用いた酵母のツーハイブリッドスクリーニングにより、シグナル伝達のアダプター蛋白質、アポートシス関連蛋白質あるいは機能未知の蛋白質のcDNAが見つかった。これらcDNAがコードする蛋白質とC蛋白質の機能との係りが注目された。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)