Budget Amount *help |
¥22,360,000 (Direct Cost: ¥17,200,000、Indirect Cost: ¥5,160,000)
Fiscal Year 2001: ¥22,360,000 (Direct Cost: ¥17,200,000、Indirect Cost: ¥5,160,000)
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Research Abstract |
これまでに遺伝子導入法として脂質類似の構造を持つ分子を用いた手法(リポフェクション法)が盛んに検討され,実際に遺伝子治療への応用研究も始まっている.しかし,このベクター分子は脂質模倣型構造により細胞親和性を持たせるという戦略に基づいているために,ベクター分子自身の細胞膜への挿入による細胞膜の安定性低下など種々の副作用が生じることは避けられない.このため現在,新たな有機分子の設計に基づいた遺伝子導入試薬の開発が注目されている.本基盤研究では,新しい炭素同素体フラーレンを中村らが行ってきた化学修飾フラーレンの生物学的・生物有機化学的基礎研究を背景に,化学修飾フラーレンの体内動態,水溶液中での会合形態に関する基礎的知見をもとに実用化可能なフラーレン遺伝子導入試薬の開発検討を開始した.しかし,研究代表者が特別推進研究を執り行うこととなり本研究は廃止となったため,終了した.
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