指導場面におけるポートフォリオ評価法の国際比較調査――日本・英国・米国での実践に焦点をあてて――
Project/Area Number |
13710161
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educaion
|
Research Institution | Naruto University of Education |
Principal Investigator |
西岡 加名恵 鳴門教育大学, 学校教育学部, 講師 (20322266)
|
Project Period (FY) |
2001 – 2002
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
|
Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | ポートフォリオ評価法 / 教育評価 / 目標に準拠した評価 / ルーブリック / 教科教育 / 総合的な学習の時間 / アメリカ合衆国 / イギリス / ポートフォリオ検討会 |
Research Abstract |
本研究は、ポートフォリオ評価法が指導場面でどのように用いられているかについて、それが普及し始めた日本と長年の経験を持つ英国・米国との比較研究を行うことにより、今後の実践への示唆を与えることを目的としたものであった。この際、主に次の二つに取り組んだ。 第一に、英米における理論と実践に関する文献検討を進めるとともに、2001年5月と2002年11月には米国で、2002年8月には英国で現地調査を行った。その結果、英米においてはポートフォリオ評価法が教科教育においても積極的に用いられている事実と具体的な指導法に関するデータが収集できた。また、英米におけるポートフォリオ評価法は決して一枚岩の実践ではなく、学問中心主義と子ども中心主義という二つのカリキュラム原理に対応して大きく二通りの提案がなされていることも明らかになった。 第二に、2年間を通して日本の実践校におけるアクション・リサーチを進めた。日本においては、ポートフォリオ評価法が「総合的な学習の時間」に適した評価法として急速に注目を集めたという経過があるが、今回は教科教育において用いられる可能性をも探った。こうして本研究では、総合的な学習においてポートフォリオ評価法を進める場合の特徴を明らかにするとともに、教科教育においてポートフォリオ評価法を効果的に用いるためのルーブリック(作品の採点指針・評価基準表)の開発を進めることができた。 これらの研究成果については、項目11に示したとおり論文4本、共著書5冊において公表した。
|
Report
(2 results)
Research Products
(14 results)