Project/Area Number |
13710215
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Asian history
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
孫 安石 神奈川大学, 外国語学部, 助教授 (30321954)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2002: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 朝鮮 / 華僑 / 関帝廟 / 東アジア / ネットワーク / 朝鮮華僑 / 開港場 / 清国租界 / 清国商人 / 領事報告 |
Research Abstract |
朝鮮華僑史研究のための基礎的文献調査 本研究は、19世紀後半から20世紀初頭の東アジア地域で展開された「非」欧米型の地域内交流と交易活動の究明を目指すものである。ここでいう地域内交流を代表するものが、朝貢貿易を中心とする東アジア諸国のネットワーク的なつながりであることは言うまでもなかろう。しかし、従来の先行研究では「東アジア広域圏」という大きな分析フレームを設定はするものの、その中心は日・中間の比較研究であり、朝鮮の開港「場」と朝鮮華僑という「人的」交流部分に関する研究成果は極めて少ないのが現状である。本研究はこのように先行研究の少ない朝鮮の開港「場」と朝鮮華僑史研究を今後、本格的に推進するために必要な基本的資料の調査を目指すものである。 平成13年度の調査は、朝鮮華僑史関連の基礎資料を収集する第一歩として(A)日本側の資料調査を実施した。とくに、明治維新以後日本の外務省、商務省、警察などの官僚によって朝鮮商業事情調査が実施され、そのなかに華僑に関する様々な報告が含まれていることを確認し、その資料の一部を収集することができた。 平成14年度は台湾(中華民国)と韓国が所蔵する華僑関連資料の収集を実施し、その一部を島根県立大学・交流センターで開催されたシンポジウム「歴史における日・朝・中関係」で「関帝廟は国境を越える-東アジア華僑社会と関帝廟」というテーマで口頭報告した(報告の内容についてはhttp://www.u-shimane.ac.jp/kyotsu/index2.htmを参照)。また、釜山地域の華僑学校(小学校と中学校)を訪問し、楊昭礼氏(小学校の校長)と活発な意見交換を行うことができた。 今回の韓国での華僑調査の実施の詳細については別の形で報告書を準備中である。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)