現代中国語移動表現についての研究:言語使用者の認識との関連において
Project/Area Number |
13710265
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
中国語・中国文学
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
丸尾 誠 名古屋大学, 言語文化部, 助教授 (10303588)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2002: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2001: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 中国語学 / 現代中国語文法 / 移動動詞 / 移動 |
Research Abstract |
本研究者(丸尾)は、平成13年度に引き続き、14年度の移動動詞に関する研究でも、移動事象を構成する移動・移動主体・位置・方向・様態といった要素の意味特徴が統語構造にどのように反映されるのか、またその解釈には人間の認識がとのように関わっているのかを明らかにすることを試みた(これまでの本課題に関する研究論文は別途記載)。 今年度は「移動」のみならず「存在」をも考察の対象に加えた。これは将来的には「中国語の空間・移動に関する事象を包括的に捉える」ということが念頭にあるためである。「移動」「存在」の両概念は動詞の「方向性」の有無という点で対立しており、これが空間表現を考える際に、意味的・統語的な制約に影響を与え、さらには発話者の認識との関連において重要な要素となりうる。今回は具体的には、これまで先行研究でも取り上げられることが多かったものの、その明確な文法的法則を見い出すのが困難となっていた"在+L+V""V+在+L"両形式(Vは動詞、Lは場所を表す語句)の表す意味について、「移動義」「存在義」との関連という観点から考察を加えた。そして、「方向性」という意味特徴が両形式の成立の可否・構文的意味の異同に深く関わっていることを、(移動・空間義から状態変化への)意味拡張の概念なども交えながら論証した。こうした研究成果の一部は「"在+L+V""V+在+L"形式について-移動・存在という観点から-」(日本中国語学会東海支部例会2002年5月11日於名古屋大学)、および「存在表現としての"在LV"および"V在L"形式」(日中対照言語学会第8回大会2002年12月8日於大東文化会館)として口頭発表した。なお、上記発表の後に、さらに検証を重ねた研究成果については、論文としてまとめるつもりである。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)