Project/Area Number |
13740271
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
固体地球物理学
|
Research Institution | Institute of Space and Astronautical Science |
Principal Investigator |
安部 正真 宇宙科学研究所, 惑星研究系, 助手 (00270439)
|
Project Period (FY) |
2001 – 2002
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
|
Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2002: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
|
Keywords | 小惑星 / 観測 / 惑星探査 / スペクトルタイプ / 自転周期 |
Research Abstract |
本研究は、近地球型小惑星のうち小惑星探査候補天体となりえる小惑星について、多色測光および測光観測を行い、その小惑星のスペクトルタイプや自転周期などの表面物質情報や物理惰報を推定し、その結果を通して探査計画へのフィードバックや、探査対象となりえるかの判断材料を提供することを目的としてすすめられてきた。 本研究では、これまでに発見された近地球型小惑星の軌道のデータベース(軌道数約21万個)を用いて探査候補天体のリスト(約200個)を作成した。またそのリストをもとに、今後10年で観測できそうな小惑星のリスト(13個)、これまでの観測で自転周期またはスペクトルタイプが既知のもののリスト(28個)を作成した。今後の立案される小惑星サンプルリターン計画では、これらのリストのなかから実際の探査候補天体が選択されることとなると思われる。 特に、MUSES-C計画の探査対象である1998SF36については、我々の観測で得られた情報などを用いて、小惑星の軌道要素、スペクトルタイプ、大きさ、形状、自転周期、自転軸の向き、表面反射率、表面反射特性、表面温度、体積、密度、質量、表面重力、表面速度などを詳細に推定することができた。 これらの結果はMUSES-C計画にフィードバックされ、ミッションのフィージビリティーを高めることに大きく貢献したばかりではなく、複数のデータを総合的に解析するための手法をいくつか開発することができ、今後の観測をまとめていく上でも大きな進展があった。
|
Report
(2 results)
Research Products
(11 results)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Publications] Abe, Ohba, Ishiguro, Hasegawa, Fuse, Aoki, Ohyama, Kashikawa, FOCAS Team, Tokunaga, Goto, Usuda, Terada, Kobayashi, IRCS Team, Fujiwara: "Physical Model and Toxonomic Type of 1998 SF36, the Target Asteroid of Sample Return Mission, MUSES-C"Abstract of 33rd Lunar and Planetary Science Conference. #1666 (2002)