無線通信環境と有線ネットワークのシームレスな接続に関する研究
Project/Area Number |
13750339
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
情報通信工学
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
岡田 啓 名古屋大学, 情報メディア教育センター, 助手 (50324463)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 無線LAN / インターネット / マルチメディア / アクセス制御 / 低軌道衛星通信 / チャネル割り当て方式 / TCP / 誤り制御技術 |
Research Abstract |
本年度、無線通信環境と有線ネットワークのシームレスな接続に関する研究を行ったのは、次の点である。 無線通信環境から有線ネットワークへ接続する際に問題となる点の一つとして、限られた無線資源をいかに効率よく各端末に割り当てるかという問題がある。これに対し、本年度はマルチメディアトラヒックを想定したアクセス制御手法と低軌道衛星通信におけるチャネル割り当て手法について検討を行った。 マルチメディアトラヒックでは、データのようなパケットの発生に時間的に相関のないトラヒックだけでなく、音声や動画像のようにパケットの発生に時間的な相関があるトラヒックも扱われる。このようなトラヒックの統計的性質に着目すると、未来における同時送信パケット数の瞬時値を推定できる可能性がある。そこで適応アルゴリズムの原理を用いることで、過去に発生したパケット数から未来の同時送信パケット数を推定し、この値に基づく効果的なアクセス制御方式を提案した。 また、低軌道衛星通信は低い高度をとる非静止衛星であり、軌道上を非常に高速に直線的に移動している。本研究ではこの特徴を利用して、ハンドオーバが生じてもユーザはハンドオーバ以前と同一のチャネルを使い続けることによりドロッピングを防ぐ方式を提案した。さらに、1つの衛星におけるサービスエリアの集中管理が可能という特徴に着目し、サービスエリア内の全セル内におけるユーザ分布およびチャネル分布から求まる目的関数を用いた動的チャネル割り当て方式を提案した。 これらの結果を電子情報通信学会論文誌に2件、IEEEの国際会議において2件、電子情報通信学会の国内会議において2件発表済みである。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)