インタネット電波トンネリングによるソフトウェア無線遍在アンテナに関する研究
Project/Area Number |
13750350
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
情報通信工学
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
岡田 実 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (10252587)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 遍在アンテナ / 分散基地局 / マイクロセルラー / 無線LAN / 基地局間伝送 / 分散処理 |
Research Abstract |
移動通信では、情報のマルチメディア化により広帯域ディジタル伝送に対する要求が高まっているが、一方で、移動通信に利用できる周波数帯域は厳しく制限されており、周波数利用効率の高い伝送方式の開発が急務である。周波数利用効率を改善する方式として、サービスエリア内に多数配置された基地局アンテナにより受信された受信信号を光ファイバ無線伝送により無線信号のまま中央の制御局に伝送し、集められた受信信号を用いて干渉除去やダイバーシチ合成などの無線信号処理を行う遍在アンテナシステムが提案されている。しかし、光ファイバにより無線信号を直接伝送するためには、この目的のために光ファイバを新たに敷設する必要があり、現実的には実現が困難であった。 本研究では、まず、遍在アンテナシステムにおける干渉除去アルゴリズムと誤り訂正符号の何判定復号法を組み合わせることにより、干渉除去とダイバーシチ利得を同時に得る手法を提案した。この方法により、遍在アンテナシステムの周波数利用効率の更なる向上が可能となることが示せた。 次に、無線信号を光ファイバを用いて直接伝送する代わりに、既存のディジタルネットワークを用いて遍在アンテナを実現するため、本年度は、各基地局において仮復号を行い、復号後の信号を隣接する基地局に送り、隣接する基地局で仮判定した信号を用いて干渉除去を繰り返し行う方式を提案した。その結果、既存のデジタルネットワークを用いた遍在アンテナシステムの構築が可能であることを明らかにした。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)