Project/Area Number |
13750353
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
情報通信工学
|
Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
飯田 勝吉 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (00332768)
|
Project Period (FY) |
2001 – 2002
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
|
Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
|
Keywords | MPLS / 最低帯域保障 / IPトレースバック / 逆探知パケット方式 / 性能解析 / SCTP / IETF / SIM / スケーラビリティ / DNSセキュリティ拡張 / ポリシサーバ / 障害復旧 / 最低帯域保証 / あふれ呼予約方式 |
Research Abstract |
1)MPLSにおける網からのフィードバックを用いた最低帯域保証機構の提案 安価に通信帯域の保証が得られる最低帯域保証機構が注目されている。本研究では、網内に定期的に制御パケットを伝送し、輻輳の情報をすばやく伝達する手法を提案し、評価した。この課題は、前年度の研究成果を国際学術会議にて発表したものである。 2)IPトレースバックの性能解析 インターネットにおいては、サービス不能攻撃(Denial of Service attack)が問題となっている。これは、攻撃者が有名なウェブサイトなどのサーバに大量のデータを送りつけることによって、サーバの提供するサービスを不能にする攻撃である。本研究では、この攻撃を防御する有力な方式である逆探知パケット方式を数学的に解析し、そのオーバヘッドと真の発信元アドレスの特定に要する時間を評価した。国内研究会および国際学術会議にて発表した。 3)高信頼トランスポートプロトコルSCTPに関する研究 従来インターネットでは、TCPとUDPという二つのトランスポートプロトコルが用いられてきたが、これらは複数の経路の維持管理および経路の切り替え機能をもたないため、信頼性におとる。そこで、これらの機能を実装した新たなトランスポートプロトコルSCTPが標準化された。しかし、現在のSCTPには多くの問題があり、それらを解決するために様々な研究をおこなった。その結果、国内研究会論文4本、国際学術会議1本の成果およびIETFでの標準化活動実績という成果が得られた。 4)大規模セッション数マルチキャスト通信プロトコルSender Initiated Multicast テレビ会議などのマルチメディア通信を3人以上の複数人で行う場合、マルチキャストが有効とされる。本研究では大規模セッション数を少ないコストで実現可能なSIMを提案し、評価した。本課題は国際学術会議にて発表した。
|
Report
(2 results)
Research Products
(12 results)