人の視覚特性に基づいたデジタル複合立体映像システムの開発とその応用
Project/Area Number |
13750359
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
情報通信工学
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Research Institution | Kyushu Sangyo University (2002) Kyushu University (2001) |
Principal Investigator |
合志 和晃 九州産業大学, 情報科学部, 助教授 (10294901)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2002: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 立体映像 / 遠隔操縦 / 視覚特性 / ロボットアーム / バーチャルリアリティ / 輻輳 / 注視点測定 |
Research Abstract |
1、データ転送量の削減 複合画像立体映像システムは、単一の画像を用いた立体映像システムと同じ作業効率を少ないデータ転送量で達成することが可能である。さらにデータ転送量を削減する方法として、周辺視野用の画像の視差をなくす方法について2通りの方法でロボットアームでの作業効率を調べる実験を行った。その結果、周辺視野用の画像に、同じ画像を用いた方法では、立体視の際の融合が困難となり、作業効率が低下するが、片方の周辺画像のみ利用し、もう片方の周辺には画像を提示せずグレーの背景とした方法では、作業効率が低下しないという結果が得られた。これによってデータ量の削減が可能となり、また、融合が作業効率に影響するという知見が得られた。 2、輻輳調節機構の導入 立体視において眼の負担を減らすために、眼の輻輳にあわせてそれに応じた画像を提示する輻輳調節機構の導入を行った。実際にカメラの向きを調節する方法と画像の処理による擬似的な方法の2つの方法についてロボットアームでの作業効率を調べる実験を行った。その結果、輻輳が固定の場合に比べて、カメラの向きを調節する方法では、作業効率が向上することがわかった。また、今回の実験環境では、画像の処理による擬似的な方法でも、実際にカメラの向きを調節する方法と同じ作業効率を維持することができた。今後より多くの実験環境で評価を続ける必要はあるものの、輻輳調節機構の有効性を確認することができた。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)