高性能多孔質コンクリートの開発と環境適応機能に関する研究
Project/Area Number |
13750437
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
土木材料・力学一般
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
徳重 英信 秋田大学, 工学資源学部, 講師 (80291269)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2002: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | ポーラスコンクリート / 結合材 / ポリマー / 振動締固め / 軽量骨材 / 廃プラスチック / 木片 / 粘性 / 空隙 |
Research Abstract |
(1)ポリマーを結合材とし,骨材に超軽量骨材および廃プラスチック材料を用いて,軽量ポーラスポリマーコンクリートを作製し,その物理的性質に関して実験的検討を行った。その結果、コンクリート密度、圧縮強度等の基本的物性、および透水性、空隙率等の機能に大きく関わる物理的性質を明らかにし、適用例に関する考察も行った。また,特に廃プラスチック材料を骨材として用いたポーラスポリマーコンクリートは,資源有効利用をはかった吸音、断熱、緑化コンクリートとしての利用、裏込め材やフィルター材などの応用が期待できることが明らかとなった。 (2)ポリマーコンクリートの軽量化と機能性付与を目的として、低吸水・低密度型の軽量骨材を用いた軽量ポーラスポリマーコンクリートを作製し、骨材粒径を5〜15mmで1mm刻みの単粒度とした場合、および5〜10mm、5〜15mm、10〜15mmとした場合の骨材粒径と空隙率、圧縮強度、透水係数等の各種物性値との関係を明らかにした。 (3)ポーラスコンクリートの適切な振動締固め法の選定のための基礎的検討として,粘性の高いもみ殼灰混和モルタルを用いて,振動締固め時の振動数と振動時間が空気量に及ぼす影響を,振動数および加速度の観点から検討を行い,エントラップドエア量および硬化後の力学的特性には振動数が最も大きな影響を及ぼすことを明らかにした。また,画像解析の予備試験もこの実験でおこなった。 (4)資源有効利用を併せた環境負荷低減型材料として、杉辺材を骨材に用いた木片ポーラスコンクリートを作製し、その物理的性質を明らかにした。また、ひのきを骨材に用いた場合との比較・検討を行った結果、杉辺材を骨材に用いた場合とひのきを骨材に用いた場合との物理的性質の差異は、ほとんど認められないことが明らかとなった。木片ポーラスコンクリートの作製には,上記(3)までで明らかにした振動締固め方法により打込み・成型を行っている。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)