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準分布型流出モデルを用いた流況変動予測と治水安全度・河川環境影響評価

Research Project

Project/Area Number 13750494
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 水工水理学
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

市川 温  京都大学, 地球環境学堂, 助手 (30293963)

Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2001: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Keywords準分布型流出モデル / 蒸発散機構 / 長期流出計算 / 湖沼の水動態 / 平面二次元非定常流モデル / 宍道湖-中海水系 / 圃場容水量 / 流出モデル / 流量流積関係式 / 集中化 / 数値地形モデル
Research Abstract

1.準分布型流出モデルの改良
平成13年度に開発した準分布型流出モデルは、流域表土層が雨水を長期間にわたって貯留する機構を考慮しているため、豪雨時だけでなく低水時の流出計算も原理的には可能である。しかし、実際に長期間のシミュレーションを行う場合には、地表面や植生キャノピーからの蒸発散を考慮しなければならない。そこで、本年度においては、平成13年度に開発した準分布型流出モデルに蒸発散量を計算する機能を追加した。具体的には、流域内の土壌水分量の水平分布・鉛直分布に基づいて各地点における蒸発散量を算出し、それらを対象流域全体で積分することによって、流域からの総蒸発散量を計算している。これによって、本準分布型流出モデルを長期間にわたる流出シミュレーション・流況変動予測に使用することが実質的に可能となった。
2.湖沼水動態モデルの開発
本研究で開発した準分布型流出モデルを用いることによって流域からの流出量を算出することが可能となった。つぎに、流域から流出した水が流入する湖沼の水動態モデルを開発した。湖沼は周辺地域からの出水形態に影響を与えていることが多く、また、湖沼自体が富栄養化するなど環境問題の主体となることも多い。準分布型流出モデルと湖沼水動態モデルを組み合わせることによって、流域の治水安全度を評価したり水体の環境影響評価を実施することが可能となる。本研究で開発した湖沼水動態モデルは、平面二次元非定常流モデルに基づいたものであり、風による吹き寄せ効果や地球の自転によるコリオリ力などの外的要因も考慮したモデルとなっている。このモデルを島根県の宍道湖-中海水系に適用したところ、その複雑な水の動きを概ね再現することができた。

Report

(2 results)
  • 2002 Annual Research Report
  • 2001 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 澤井信宏, 市川温, 椎葉充晴: "長期連続計算可能な集中化流出モデルの開発"土木学会関西支部年次学術講演会概要集. II-25-1-II-25-2 (2002)

    • Related Report
      2002 Annual Research Report
  • [Publications] 市川温, 村田康明, 椎葉充晴: "圃場容水量を考慮した流量流積関係式の集中化"水文・水資源学会誌. Vol.15, No.1. 60-69 (2002)

    • Related Report
      2001 Annual Research Report

URL: 

Published: 2001-04-01   Modified: 2016-04-21  

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