Project/Area Number |
13750572
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Town planning/Architectural planning
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
岡 ゆかり 東大, 工学(系)研究科(研究院), 助手 (20272362)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 病室 / 病院 / 看護実習 / 介護空間 / 病院建築 / LDRP / ICU / 米国 |
Research Abstract |
平成13年度は米国サウスカロライナ州立クレムソン大学と共同研究を行う機会が与えられ、女性を中心とした患者と付き添いの医療施設選択行動の基礎調査として病室と診察室の空間モジュールに焦点を当てて研究を行った。研究チームは岡とともにクレムソン大学看護学部と建築学部医療建築スタジオのうちで組まれ、同州内2病院の協力を得た。 同大学看護学部内の看護実習室は築30年を経て看護技術の変化に対応しきれず、改修が求められている。看護実習カリキュラムから病室に求められる機能を分析し、教育・患者介護・豪族ゾーンに空間を分類して病室全体の構成を検討した。 病院建築が持つ特異性として機能変化に伴う成長と対応が求められる。特にこの10年間に医療制度の変化(保険機構主導型に移行したことによる入院患者の重篤化と病室の高機能化、病室そのものが患者の恢復度に対応することが求められること)に影響を受けた病室空間の変化を分析し、病室に今後求められる可変性の提案を行った。具体的には300平米ほどの空間を稼動壁で仕切り、12の病床を配置し、そこに生じる空間に対して三層のヒエラルキー(看護用・患者療養用・家族滞在用)を設け、その組み合わせと配置を変化させることによって診療内容の異なる使い方が可能なようにした。実験用スペースとして一般病床1床、LDRPとICU病床に対応できる病床を1床提案し、平成14年度の研究スペースとして用いる。
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