Project/Area Number |
13760115
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
林学
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
加藤 正吾 岐阜大学, 農学部, 助手 (20324288)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2002: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 光合成 / ライトフレック / 直射光 / 季節変化 / LMA / サンフレック / 温度 / フェノロジー / 下層木 / 葉面積 / ツリバナ / ツノハシバミ |
Research Abstract |
調査地を岐阜県荘川村六厩の落葉広葉樹二次林(標高約1000m)とした。林内・林外に生育するツリバナ、ツノハシバミの2種を対象とし、個葉の光合成速度を2001年5、6、9、10月に測定した。測定条件は、葉温は15℃と20℃(10月のみ15℃)とした。各個体の開葉から落葉までの期間、葉長、葉幅を測定した。また、2種の葉の特性を調べるため、林内に生育する数個体の枝先の葉長、葉幅の測定とサンプリングにより個葉のSPAD値とLMAを1週間から1ヶ月間隔で測定した。環境因子として日光量子束密度と気温を測定した。ツリバナは、開葉後、急速に葉面積が最大に達したのに対して、ツノハシバミは緩やかに葉面積が最大に達した。5月において比較的低温条件である15℃の条件下で、ツノハシバミの光合成速度が20℃に比べて低かった。しかし、ツリバナにおいては、季節を通じて温度条件における光合成速度の差異は小さかった。また、ライトフレックに対すする光合成特性を春・夏・秋に調べたところ、林内・林外にかかわらずツノハシバミに比べてツリバナは、春の時期から光を効率よく利用できることがわかった。 2種には春季の開葉様式と開葉直後の低温条件・変動する光環境下での光合成能力に差異があることがわかった。したがって、ツリバナにおいて、ツノハシバミに比べて、春季に高い物質生産を行うことが可能な性質をもっていることがわかった。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)