バンコマイシン耐性MRSAの病原性と耐性出現の検討
Project/Area Number |
13770140
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Bacteriology (including Mycology)
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
原賀 勇壮 福岡大学, 医学部, 助手 (80330926)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | バンコマイシン / MRSA / 熱傷 / 感染 / 創感染 / 耐性菌 / 動物実験 / 褥瘡 / 薬剤耐性 / VISA / GISA / 感染実験 |
Research Abstract |
この研究における目的は、バンコマイシン耐性Methicillin Resistance Staphylococcus aureus(MRSA)の病原性を評価することであった。 マウス創感染モデルを作成し、バンコマイシン耐性MRSAの分離された臨床症例も詳細な経過と細菌の変化の研究を行った。 熱傷受傷患者の治療経過中、バンコマイシン治療に抵抗を示し、臨床的に耐性を示すMRSA熱傷創感染を経験した。そのため、その経過の詳細な検討を行った。加えて、この症例から検出されたMRSAの検討を行うと、この菌はバンコマイシン暴露によりバンコマイシンに耐性を獲得していたこと、バンコマイシンとβラクタムの併用により拮抗効果を示すこと、このような併用療法は、耐性菌の出現頻度を数百倍に増やすことを確認した。この内容については、2001年日本熱傷学会シンポジウム、2002年日本熱傷学会総会にて発表した。 これらのバンコマイシン耐性MRSAの病原性、治療についての研究を進めるために、バンコマイシン耐性MRSAによりマウス創感染モデルを作成した。 10^4代のMRSAが検出され、創感染の成立が確認された。 この内容については、2001年及び、2002年の日本褥瘡学会総会にて発表した。 臨床症例の詳細な経過と細菌の変化については、論文化して発表した。 (Int J Infect Dis ; 6(4):(2002),p302-308)
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)