IT社会の進展と生活習慣の夜型化が睡眠、生体リズム、精神的健康度に及ぼす影響
Project/Area Number |
13770166
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hygiene
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
樋口 重和 秋田大学, 医学部, 助手 (00292376)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2002: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2001: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 生体リズム / インターネット / VDT作業 / 睡眠 / 睡眠脳波 / メラトニン / 体温 / 脳波 / パソコン作業 / 輝度 |
Research Abstract |
本年度は、夜間のパソコン作業がその後の睡眠に及ぼす影響について明らかにした.被験者は睡眠覚醒リズムに異常のない健康な成人男性7名(平均年齢24.7歳)であった。パソコンの作業条件は作業の種類を2条件(単調/複雑)とディスプレイの明るさを2条件(明/暗)とした。複雑作業にはシューティングゲームを用い、単調作業には簡単な足し算課題を用いた。明条件の画面輝度は120カンデラ,暗条件では0.5カンデラであった。被験者は実験室でパソコン作業を午後11時から翌日の午前2時まで行い,その後実験室にて午前8時までの睡眠をとった.睡眠時は睡眠ポリソムノグラム(脳波,眼球電図,筋電図,心電図,呼吸)の測定を行い,起床時には主観的な睡眠の質を測定した.睡眠指標には入眠潜時(就寝してから睡眠段階1が出現するまでの時間)と徐波睡眠の指標であるθ波パワー出現量を求めた.入眠潜時は作業の違いによる影響が認められ,複雑作業時に単調作業時に比べて有意に入眠潜時の遅延が認められた.しかし,入眠潜時に画面の明るさの影響は認められなかった.θ波パワー出現量には作業の影響,画面の明るさの影響ともに認められなかった.起床時に測定した主観的な睡眠の質は明るい画面で複雑な作業を行った時に他の条件に比べて有意な低下が認められた.以上の結果より夜間にインターネットなどのパソコン作業を集中して行うことは入眠をおくらせ,さらに明るい画面で行う作業は睡眠の質を低下させることがわかった.
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)