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遺伝子導入技術を利用した癌放射線治療技術の研究

Research Project

Project/Area Number13770498
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Radiation science
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

川浦 稚代  名古屋大学, 医学部, 助手 (60324422)

Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed(Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost : ¥2,100,000)
Fiscal Year 2002 : ¥800,000 (Direct Cost : ¥800,000)
Fiscal Year 2001 : ¥1,300,000 (Direct Cost : ¥1,300,000)
Keywordsp53 / 遺伝子導入 / 放射線 / 癌細胞
Research Abstract

放射線感受性の低い癌細胞は、腫瘍抑制遺伝子であるp53が変異あるいは欠損していることが知られている。このような癌細胞に正常なp53遺伝子を導入した後、放射線照射を行えば、癌放射線治療の効率が向上するものと考えられる。本研究では、コレステロール誘導体を素材とした正電荷リポソームによる安全で効率のよい癌細胞への遺伝子導入技術を利用し、放射線感受性の低い癌細胞に対する放射線治療技術の改善を目的としている。In vitroにおいて正常なp53遺伝子を持つHeLa細胞、p53遺伝子に変異が確認されているASPC-1細胞、TE-1細胞にp53遺伝子(5μg)を導入し、40時間後にCo60 γ線照射装置を用いて4Gyの照射線量で一回照射を行った。照射後、4-8時間の間でp53タンパク質の産生量が増加することがウエスタンブロットにより確認された。しかし、HeLa細胞においては増殖抑制が観察されたが、いずれの細胞も照射後一週間での生存率は遺伝子導入していない条件とあまり差が無かった。遺伝子導入後0,2,4,6,8,10,20Gyで一回照射を行ったが、照射の有無による有為な差は見られなかった。In vivoでは、Wister系ラットの頭頚部および骨盤部にγ線を照射し、各種線量および照射範囲による各臓器の形態学的変化を光学顕微鏡および電子顕微鏡を用いて観察した。照射部位では線量依存的にアポトーシス様細胞が増加した。尾静注した時の導入遺伝子の生体内動態を検討した。In vivoでの遺伝子導入量および照射線量を検討した。

Report

(2results)
  • 2002 Annual Research Report
  • 2001 Annual Research Report

URL :

Published : 2001-04-01   Modified : 2016-04-21  

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