Project/Area Number |
13770554
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Psychiatric science
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
村上 忠 琉球大, 医学部附属病院, 助手 (40322325)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2002: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2001: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | Schizophrenia / drung naive / ERPs / scalp current density / LORETA / dipole tracing |
Research Abstract |
琉球大学医学部附属病院精神科神経科受診患者のうち、DSM-IVの診断基準を満たす精神分裂病患者で、抗精神病薬を服用したことがなく、文書により同意の得られた7名につき、NEC製多チャンネルアンプ、Dell computer社製パーソナルコンピュータおよび、Neuroscan社製ERPs測定パッケージを用いて、聴覚Oddball課題のもとで頭皮上128電極部位について事象関連電位(Event Related Potentioals ; ERPs)の記録を施行した。さらに服薬開始2週間後に、同様にして第2回目の記録を施行した。平行してBPRSおよびSANS、PANSSを用いて精神症状の評価を行い、症状の改善が認められた時点で第3回目の記録を施行することになっている(現在までに第3回目の記録が行われたものは5名である)。 対象群として性・年齢を一致させた健常者10名についてもERPs記録を施行している。 得られたERPs記録に対し、Neuroscan社製ERPs測定パッケージのソフトを使用し、N200、P300などの成分の同定を行い、Scalp Current Density ; SCD、Low Resolution Electromagnetic Tomography ; LORETA、Dipole Tracingの各方法により、各成分の発生源の推定を順次行っている。 今後、各方法による結果を相互に比較検討するとともに、サンプルサイズの増加にあわせ、分裂病患者群と健常者群あるいは未服薬時と服薬開始2週間後のデータの統計学的比較検討、症状の改善とERPsの変化の解析を行い、各ERP成分の本態、脳形態・機能との関連をできるかぎり明らかにしていく予定である。
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