胃癌に対するHGFアンタゴニストNK4を用いた新しい遺伝子治療の確立
Project/Area Number |
13770704
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Digestive surgery
|
Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
藤本 平祐 奈良県立医科大学, 医学部, 助手 (20326341)
|
Project Period (FY) |
2001 – 2002
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
|
Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2002: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2001: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
|
Keywords | Gene Therapy / HGF / NK4 / Gene therapy |
Research Abstract |
5)NK4遺伝子によるヒト胃癌培養細胞へのin vitroでの遊走抑制効果:6wellのプレートを用い、細胞が50%confluencyになった時点で細胞で細胞数を計測し、これに応じた量ウイルスを投与し、更に三日間培養後細胞を回収して以下の実験に用いる。8μM poreを有する24wellのTranswell chamberを用い、上wellには1.8×10^5個の細胞を含む、100マイクロlの浮遊液を、下wellには3〜30ng/mlのHGFを含む600μlの培養液をそれぞれ充眞し、12〜48時間培養後、下wellに浸入してくる細胞数を計算したが、明らかな遊走抑制効果は認めなかった。9)ヌードマウス皮下腫瘍へのウイルス腫瘍内投与によるin vitroでの抗腫瘍効果:ヌードマウス皮下に腫瘍を接種し、腫瘍径が5mmになった時点で腫瘍内ウイルスを局所投与し、経時的に腫瘍の発育を観察すると共に、腫瘍細胞におけるNK4の発現を免疫組織学的に検討する予定であったが、腫瘍内へのウイルスの局所投与に難渋し抗腫瘍効果をみるまで至らなかった。6)癌細胞への遺伝子導入後(ex-vivo)のヌードマウス皮下移植による造腫瘍性抑制効果:7)同じくex-vivoでのヌードマウス脾臓内移植による肝転移抑制効果:8)同じくex-vivoでのヌードマウス腹腔内散布による腹膜播種抑制効果:10)ヌードマウス腹膜播種モデルへの腹腔内投与によるin vivoでの播種抑制効果:これら6)7)8)10)の実験においては各々マウスモデルの作成し得なかった。 以上より13年度の1)から4)までの実験でNK4遺伝子導入を用いたヒト胃癌培養株の細胞増殖抑制効果は確認し得た。しかし、14年度の遺伝子治療の臨床応用を想定した、ヌードマウスを用いた実験に難渋し、遺伝子治療の確立まで至らなかった。
|
Report
(2 results)
Research Products
(1 results)