蝸牛内、外有毛細胞における細胞内情報伝達機構と聴覚伝達機構との関係
Project/Area Number |
13770997
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Otorhinolaryngology
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
南野 雅之 関西医科大学, 医学部, 助手 (10333212)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2002: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2001: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 外有毛細胞 / 細胞内情報伝達 / 蛋白脱リン酸化 |
Research Abstract |
(1)蝸牛外有毛細胞の細胞内塩素イオン濃度の測定 モルモット蝸牛よりコルチ器を摘出する。酵素ならびに機械的処理により、外有毛細胞を単離し、塩素イオン感受性蛍光色素であるMQAEを負荷する。倒立落射蛍光顕微鏡を用いて、外有毛細胞の形態およびMQAEの蛍光像を観察する。顕微蛍光測光装置を用いて、細胞内塩素イオン濃度の変化を測定する。 (2)電気刺激による外有毛細胞の収縮に伴う細胞内塩素イオン濃度の変化 細胞外液中に試薬を投与し、白金製双極電極により電気刺激を加え、収縮運動時の細胞形態およびMQAE蛍光強度の変化を保存し解析する。 (3)外有毛細胞における細胞体積調節のイオンおよび細胞内情報伝達機構の解明(外有毛細胞の細胞内情報伝達における蛋白脱リン酸化の関与の解明) 電気刺激による外有毛細胞の収縮は、カルシウムチャネルを介した細胞外から流入するカルシウムイオンにて活性化され、カリウムチャネルと塩素イオンチャネルが各々独立して関与する。蛋白脱リン酸化阻害薬であるカリクリンAが外有毛細胞の収縮を阻害し、同時に細胞内塩素イオン濃度の低下も阻害した。この作用は、塩素イオンの透過性を高めた状態では観察できなかった。この結果より、蛋白脱リン酸化が塩素イオンチャネルの活性化に関与していることが判明した。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)