Project/Area Number |
13771031
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Ophthalmology
|
Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
園田 祥三 鹿児島大学, 医学部附属病院, 助手 (20325806)
|
Project Period (FY) |
2001 – 2002
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
|
Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
|
Keywords | PAX遺伝子群 / 無虹彩 / 先天眼振 / 視神経コロボーマ / RS1遺伝子 / X-連鎖性先天網膜分離 / 眼形成異常 / PAX遺伝子 |
Research Abstract |
本年度(終年度)の研究実績 1)PAX遺伝子群の検索結果 PAXファミリーは、時間的・空間的に視覚器の発生をコントロールし、無虹彩、眼球振盪、網膜低形成などの多彩な眼先天異常と連鎖する。眼先天異常における分子病理学的所見をみるために、PAX 6遺伝子およびPAX 2遺伝子の検索を行った。 常染色体優性遺伝を示す眼先天異常7家系を検索対象とした。内訳は、先天眼振(黄斑低形成随伴)5家系6例、視神経コロボーマ1家系2例、先天無虹彩1家系1例である。眼科的異常を認めない100例を対照集団とした。PAX 6およびPAX 2遺伝子について、DNA結合領域(paird boxおよびhomeobox)の塩基配列を検討した。すなわち、PAX 6遺伝子ではexon5〜9を、PAX 2遺伝子ではexon2〜5の200bp程度の断片をPCR法によって増幅し、直接塩基配列決定により変異の有無を検討した。先天眼振1家系および視神経コロボーマの1家系に遺伝子変異が疑われたので、PCR-restriction法を用いて家系試料における変異の集積を検討したが、病的変異としての確認はできなかった。調べたかぎりでは両遺伝子の変異頻度は低いようであるが、変異の有無について検索を継続する必要がある。今後の検討課題として、適当なexo vivoでの発現系やエキソントラップ等の方法を用いて、変異DNAの蛋白レベルでの動態を検索することは発生病理を理解する上で意義が深いと考えられる。 2)PAXファミリー以外の疾病遺伝子検索結果 網膜の先天異常であるX-連鎖性先天網膜分離6家系について、疾病遺伝子RS1を検索した。ミスセンス変異5種類およびフレームシフト変異1種類を検出し、それぞれの臨床像とともに英文誌に報告した。
|
Report
(2 results)
Research Products
(3 results)