Project/Area Number |
13771066
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Plastic surgery
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
高瀬 税 北里大学, 医学部, 助手 (30286322)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | FGF / FGFR / 頭蓋骨癒合 / Apert症候群 / 骨系統疾患 / 細胞活性 |
Research Abstract |
研究方法:現在Fibroblast Growth Factor Receptor(FGFR)遺伝子ファミリーの遺伝子変異により引き起こされていると考えられている頭蓋顎顔面疾患患者の骨髄間葉系細胞を用いて、FGFに対する細胞学的生理活性の評価をおこなった。細胞はApert症候群の症例が2例、Crouzon症候群の症例が1例、コントロールとして下顎前突患者1例、口唇口蓋裂患者2例を使用した。細胞活性の評価は、分化能の評価としてカルシウムの沈着と骨細胞マーカーの1つであるアルカリフォスファターゼ活性の測定を、増殖能の評価としてはミトコンドリア酵素反応を利用したキットによる評価をおこなった。使用したFibroblast Growth Factor(FGF)は、前述した頭蓋顎顔面疾患の遺伝子変異がFGFR2にあることを考慮してその選択的なリガンドであるFGF7とFGFR1からFGFR4の全てにリガンドとして作用するFGF2を使用した。 結果:アルカリフォスファターゼ活性ではコントロール群はFGF2およびFGF7の添加によりともに抑制が確認されたが、Apert症候群ではFGF2により抑制されFGF7では抑制されなかった。カルシウム沈着においても同様の結果であった。細胞増殖能はコントロール群ではFGF7の添加により増殖能の低下が認められているのに対して、Apert症候群はFGF2およびFGF7の添加による変化が認められなかった。Apert症候群の頭蓋骨および指骨における部位別の生理活性の違いは認められなかった。
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