骨髄由来巨核球におけるトロンボポエチン受容体発現調節機構の解析
Project/Area Number |
13771085
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Morphological basic dentistry
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
春原 正隆 日本歯科大学, 歯学部, 講師 (70287770)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2002: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | TPO / c-mpl / CMK / megakaryocyte / promoter / receptor / c-Mpl / PKC |
Research Abstract |
米国ジェネンテイック社より特別に分与されたTPOにてCMK細胞の分化誘導を行い、細胞表面上TPO受容体(c-Mpl)の発現とプロテインキナーゼC(PKC)の役割について検討いたしましたところ以下の結果を得ました。 各種PKC-isoformの局在およびTPO分化誘導時におけるその局在の変化は、共焦点レーザー顕微鏡による解析およびウェスタンブロッチング法による定量的解析を行った結果、PKC-isoformの局在パターンにはバリエーションが認められ、数種類のPKC-isoformにおきましてはTPO分化誘導の前後でその局在の変化が認められております また、TPO分化誘導時におけるc-Mpl、c-mpl mRNA、c-mplプロモーター活性の経時的変化の相関を解析検討いたしましたところ、TPO処理後3時間において細胞表面上c-Mplの急速なダウンレギュレーションが認められ、c-mpl mRNA発現量の経時的変化に関しましてはTPO処理後6時間より増加傾向を示し、処理後9時間で最大となり以降TPO処理前の発現量に回復することを確認しております。 そして、c-mplプロモーター活性の経時的変化に関しましては、TPO処理後24時間で最大となり、このプロモーター活性の上昇は各種PKC阻害剤により抑制されることが判明いたしました。一方、PMA処理により、c-mplプロモーター活性が上昇することも確認されております。 従いまして、本研究によりTPO受容体(c-Mpl)の発現がPKCにより制御されている可能性が示唆されました(Cell.Mol.Biol.,49,Online,393-398,2003,Sunohara M et al.) 本研究は、c-Mpl発現調節機構解明の一助となり、最終的には血小板造血機構解明に寄与する研究であったものと考えられます。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)