哺乳類味蕾細胞の機能特性と微細構造との相関性の解明
Project/Area Number |
13771090
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Morphological basic dentistry
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Research Institution | Tsurumi University |
Principal Investigator |
河合 桐男 鶴見大学, 歯学部, 助手 (40329230)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2002: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 味蕾細胞 / 機能特性 / 微細構造 |
Research Abstract |
本研究を通じて、今まで進めてきた味蕾細胞の形態と機能との解析(kawai et al.2000,杉本2000)を更に緻密に推進し、免疫組織化学的手法および電気生理学的(Sugimoto et al.2002、河合ら2002、福永ら2001)に検討することが出来た。 免疫組織学的解析ではddyマウスの味覚器生後発達に着目し、苦味および甘味受容に関与するガストデューシンGustdusin、更に味覚情報伝達に関与し味神経とシナプス構造を持つIII型細胞に特異的に発現するとされるPGP9.5陽性細胞の生後発達を検討した。その結果、生後5日齢前後に出現する味蕾細胞は2週齢までに顕著な数の増加が認められ、3週齢で成熟マウスと同等になった。また、GustdusinおよびPGP9.5陽性細胞も生後一週で急速に発達し、3週齢で成熟マウスと同等になった。これら味蕾細胞の機能分子に着目した形態学的研究から、電気生理学的な味神経応答の生後発達と形態学的な発達には高い整合性が認められることが確認され、味蕾細胞の形態と機能との高い相関性が確認された。 本研究で展開した哺乳類味蕾細胞の機能的特性と微細構造とに関連した研究は非常に独創的であると同時に、汎用性のある技術を用いたため、更なる研究の進展が期待される。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)