Predictable Inputの概念に基づく英語教育プログラムに関する研究
Project/Area Number |
13780158
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教科教育
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Research Institution | Nara National College of Technology |
Principal Investigator |
金澤 直志 奈良工業高等専門学校, 一般教科, 助教授 (20311061)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2002: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | Predictable Input / Output / 第二言語習得 / 英語教育教材 / 欧米の映画 / 欧米の歌 / 英語教育プログラム / TOEFL / TOEIC / 応用言語学 / Predictable Output / 洋画(欧米の映画) / 洋学(欧米の歌) / 検定教科書の利用 |
Research Abstract |
平成13年度以来、Predectable Inputを応用した英語教育教材の開発研究を行った。これは、「次に何が書いてあるだろうか」、「次に話し手は何を言うであろうか」という、読み手や聞き手にとってのInput(すなわち、書き手や話し手のOutput)への意識を高めることを目的としている。平成14年5月25日には、大阪教育大学附属中・高等学校で行われた英語授業研究学会第118回例会にて、「Predictable InputからOutputへ」と題し、「学生がInputに対して積極的になり、Inputが蓄積されることで、Outputも強化育成できる」ことを発表した。 英文読解方に関して、将来、学生にとって触れる機会の多い論文や報告書を想定、また、英文聴解力に関しては、学生にとって最も触れる機会の多い欧米の映画や歌を利用した。これら本研究に関して、Ms.Bragunier(Palm Middle School, San Diego)やDr.O'Connor(Boston University)を訪ね助言を求めた。さらに、米国内で同年代のデータ収集の協力も取り付けた。 結果、欧米人にとっての、「良いInput」は非常に明確であった。良い文章とは、起承(転)結において、それぞれの機能をふまえた文章こそ、「良いInput」である。良い文章では、「起」の機能に添って読むことで「次に何が書かれているのか」全てを知ることができた。また、映画や歌を利用し、空所補充や語句の並び替え等の問題で主語と動詞に注目させ、聴覚によって確認することで、,「次にどのようなInputが生じるか」意識させた。さらに、Predictable Inputの観点から、TOEICやTOEFLの試験対策に応用できることも分析できた。以上の研究によって、さらにpredictable Inputを応用した教材開発への確信が高まった。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)