現実環境とのインタラクション機能を持つ共有仮想環境システムの研究
Project/Area Number |
13780204
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
計算機科学
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
鵜坂 智則 東京大学, 総合研究博物館, 助手 (20323454)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 共有仮想環境 / ユーザインタフェース / マルチメディア / ICカード / 博物館 |
Research Abstract |
当研究では、利用者の現実世界と仮想世界との間の情報の媒体として、非接触型ICカードを利用している。平成13年度はICカードの情報記録フォーマットの策定や、そのフォーマットに従って記録された個人属性を読み取って、仮想環境での展示解説を変更するするシステムを作成した。平成14年度はシステムに、仮想環境中のどの展示を見たかをカードに記録する拡張を行った。これにより、現実環境での行動を仮想環境へ通知するのに加え、仮想環境から現実環境への情報の通知が可能となり、より密接な連携が可能となった。 実装されたシステムは、博物館内に設置して、利用者が自由に利用できるキオスク端末として構成した。館内には多数のキオスク端末が設置されているが、どの端末を利用する場合でも、利用者は個人属性が記録されたICカードを読み込ませることで、展示解説の個人化が可能となっている。仮想環境システムも、そのようなキオスク端末の一種として設置され、ICカードから読み取った個人属性に応じて仮想環境での解説を変更したり、逆に、仮想環境で見た展示の履歴をICカードに書き戻すことで、現実世界でのキオスク端末で、これまでに見た展示や、逆に見逃している展示の一覧を作成したり、その履歴をデータベースに登録することで、あとで展示解説のブックマークとして利用できるようになっている。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)