Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Research Abstract |
近年,政府主導のIT推進に象徴されるように,コンピュータ技術や情報通信技術の発展によりインターネット利用者人口が急速に拡大している.しかし,このような社会情勢にもかかわらず,エンドユーザレベルでは,エキスパートシステムやソフトウェアエージェントなどの知識システムはほとんど利用されておらず,コンピュータの利用はメールやWebなどに限られているのが現状である.以上の観点から,本研究では,知識システムの仕様記述と実装構造について,知識工学におけるオントロジーとソフトウェア工学におけるソフトウェアパターンを利用することにより対応を明確化させ,コンピュータアプリケーションの仕様記述からシステム実装までの統合的な構築方法論と構築ライブラリの整備を行った.そして,この構築方法論により,個人用計算機上に常駐し,電子メールやWebを駆使して個人秘書のようにユーザのさまざまな業務をサポートする,オンラインアシスタントの完成を目指した. 本研究では,平成13年度において得られた成果を,平成14年度において,ユーザ業務支援統合パッケージとして整備した.そして,電子メールやWebを駆使して個人秘書としてユーザの業務を支援することを目的として,本研究の成果をもちいることにより,構築されるオンラインアシスタントは電子メールアドレスを有するソフトウェアエージェントとして実装される.このソフトウェアエージェントは,一部の民間企業にて用いられており,その成果の十分性を示すものとして考えている. また,一般の利用以外にも,本研究の成果の一部は,国内学会誌の国際動向の解説論文として採録されたり,国際雑誌にも研究論文として採録されるなど,学術的にも重要な成果をあげることができた.
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