解剖学的知識と3次元動画像処理技術を用いた表情認識システムの研究
Project/Area Number |
13780323
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
情報システム学(含情報図書館学)
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
佐治 斉 静岡大学, 情報学部, 助教授 (10283334)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 表情認識 / 解剖学的知識 / 3次元動画像処理 / 顔構成要素 / 顔面筋肉 |
Research Abstract |
研究実施計画に基づき、今年度は以下の方法で試作システムを構築し以下の成果を得た。 1 表情認識部の構築: 前年度に構薬された、顔面外部の形状から顔面内部の形状を算出し特徴パラメータを抽出するプログラムを用いて、表情を識別するための空間を構築した。さらに、構築された空間に分布しているデータに基づき各表情を認識するためのプログラムを作成した。 2 実験および検証: 10名の被写体に対し、まず基本表情の変化を行わせて撮影された動画像を用いて認識基礎実験を行った.喜び、悲しみ、怒りなどの基本表情変化の認識が行えた。さらに、基本表情を組み合わせて表出された表情と意識的・無意識的に表出された表情変化の認識も行った。表情がはっきり表出されている場合は、顔面の3次元形状の計測結果が正しく行われ、筋肉の変形量が正しく求められるため、正しく表情認識が行えた。特に笑顔については、意識的な笑顔と無意識的な笑顔の判別が、眼と口の周辺形状の時間変化のみから、的確に行うことができた。 3 応用システムの設計: これまでの研究成果を踏まえ、構築した表情認識システムを、表情変化に対応するインタフェース、セキュリティシステム、顔面リハビリシステム、表情インストラクションシステムなど各種応用に実際に活用できるよう、コンパクトで高速なシステムヘと改良するための方針を検討した。具体的な応用として、表情認識用の基本形状モデル構築システムや、モデルを用いた表情解析システム、及び、人間の意識に追従するシステムなどのシステムの仕様を設計した。これらの構築は今後の研究課題となる。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)