デジタル教育サービスと電子図書館の融合に関する研究〜情報探索過程を基盤にした教育システムの試作〜
Project/Area Number |
13780343
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
情報システム学(含情報図書館学)
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
渡邊 智山 関西大学, 文学部, 助教授 (30309207)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 電子図書館 / e-learning / 情報探索過程 / 情報検索 / レファレンス / 情報リテラシー教育 / 図書館利用者教育 |
Research Abstract |
Ubiquitous情報社会における図書館システムは,情報要求者と情報源を結びつける介在者(mediator)としての役割を果たし,同時に生涯学習に対応した教育サービスを持続的に展開していかなければならない。多くの図書館はIT技術を取り入れながらそのためのサービスを展開してきたが,教育情報システムの一つであるe-learningシステムへの対応は,実装レベルではほとんどなされていない。 これまでの図書館における情報システムといえば書誌データベースシステムに代表されるが,「誰でも・何処でも」というUbiquitousの思想を教育サービス提供機関としての図書館にあてはめるならば,従来の情報システムだけでは不十分であり,更なる高度化が求められる。 1960年代以降,知的な「人為」をシステムに置き換えようとしてエキスパート・システム(知識ベースシステムを含む)が研究・開発されてきた。図書館もまた多くのシステム(シェル)を開発してきたが,現在の図書館(特に国内)において「実働」しているシステムは非常に少ない。加えて,電子図書館システムの台頭とそれに伴うインターフェースのユーザーフレンドリー化により,図書館・図書館員の専門性もまた変化しつつある。 そこでe-learningシステムに象徴されるデジタル教育環境と電子図書館を融合し,社会的情報基盤としての図書館をより明確に位置付けるため,(1)エキスパート・システムの既往研究の調査,(2)e-learningシステムの状況と関連企業の調査,(3)レファレンス・ブックを利用した情報探索過程の調査,(4)体表的な米国公共図書館であるNew York Public Library, Boston Public Libraryでのインタビュー調査を踏まえ,情報リテラシー教育(図書館利用教育を含む)に応用可能なレファレンス・システムを部分的に試作した。 今後の課題は,システムプログラムの高度化と,開発システムのディファクト・スタンダード化である。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)