ハプスブルク帝国領ガリツィアのイディッシュ語ユダヤ人問題に関する史料的研究
Project/Area Number |
13871048
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
History of Europe and America
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
中沢 真理 金沢大学, 経済学部, 教授 (20164741)
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Project Period (FY) |
2001 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2003: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2002: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2001: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | ユダヤ人 / ガリツィア / ハプスブルグ帝国 / イディッシュ語 / ハプスブルク帝国 |
Research Abstract |
平成15年度の研究実施計画にもとづき、かつてイディッシュ語ユダヤ人の歴史・文化研究の中心地であったリトアニアの首都ヴィリニュスを訪問した。現地では、ヴィリニュス大学歴史学部イディッシュ研究所でイディッシュ語史料の調査を行い、そのさい同研究所のリーキス助教授から貴重な助言を得ることができた。またヴィリニュスの国立ユダヤ博物館では、ヴィリニュスのユダヤ人の歴史に関して、日本では購入することのできない書籍や資料を入手することができ、その他、ヴィリニュスの旧ユダヤ人街の映像資料を作成することもできた。 本年度は当萌芽研究の最終年度にあたるが、とくに平成13年度と14年度の調査によって、旧ハプスブルク帝国領東ガリツィアの中心都市リヴィウについては、ユダヤ人関係史料の破壊と残存の状況をかなりの程度まで把握することができ、これによって当研究の研究目的のひとつを達成することができた。とりわけリヴィウのウクライナ国立中央歴史アルヒーフの研究員と知己をえたことは、今後の研究にとって大きな意味をもつ。 またリヴィウをはじめ、研究期間中の調査旅行で受けた研究上の刺激はきわめて大きい。当萌芽研究の研究成果の一部は、共著『民族』(ミネルヴァ書房、2003年)所収の論考「恩讐の彼方-東ガリツィアのポーランド人・ユダヤ人・ウクライナ人」および2003年11月に開催された史学会第101会大会公開シンポジウムでの口頭報告「西ウクライナの20世紀」で発表した。ともにリヴィウのユダヤ人問題という、日本では先行研究のないテーマを扱っており、まさしく「萌芽研究」として一定の評価を得ることができた。 なお、萌芽研究の研究成果の発表にさいしては、通称「野村真理」を使用している。
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Report
(3 results)
Research Products
(8 results)