マイクロウェーブ照射法による環境調和的な合成反応の開発
Project/Area Number |
13875171
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
有機工業化学
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
徳田 昌生 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80001296)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒野 暢仁 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (10333329)
折登 一彦 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (20109482)
仙北 久典 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (50241360)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | マイクロ波反応 / ハロゲン化ビニル / 無溶媒合成 / 高速反応 / 高立体選択的合成 / 高効率合成 / クロスカップリング / 電子レンジ / マイクロ波 / α,β-不飽和カルボン酸 / 高立体選択的反応 / 高効率反応 / 環境調和的 |
Research Abstract |
1.(E)-および(Z)-ハロゲン化ビニルの高効率・高立体選択的合成 trans-α,β-不飽和カルボン酸の臭素化で得られるanti-2,3-ジブロモアルカン酸にDMF溶媒中トリエチルアミンを添加してマイクロ波を1分間照射すると、相当する(Z)-臭化ビニルが高効率かつ高立体選択的に合成されることをすでに報告した。今年度は、同一の出発原料であるanti-2,3-ジブロモアルカン酸を酢酸中1.2当量の酢酸銀を加えて1分間マイクロ波照射することによって、全く異なる異性体である(E)-臭化ビニルが高収率かつ高立体選択的に合成されるという、極めて興味深い結果を見出した。 2.ハロゲン化ビニルの無溶媒合成反応の開発 DMF溶媒中でのマイクロ波反応による(Z)-臭化ビニルの合成についてはすでに成功しているが、無溶媒でマイクロ波照射を行っても同様の合成反応が高効率で進行することを見出し、現在展開を図っている。 3.クロスカップリング反応の開発 anti-2,3-ジブロモアルカン酸のマイクロ波反応で(Z)-臭化ビニルを合成し、そのままone-potでPd触媒、CuIおよびフェニルアセチレンを加えてマイクロ波をさらに2分間照射すると,薗頭カップリングが進行し、相当するエンイン化合物が良好な収率で得られることを見出した。立体選択性の低下が現在のところ問題点である。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)