腎糸球体上皮細胞の新規ゴルジ体蛋白、podoneurogolginの機能
Project/Area Number |
13877164
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Kidney internal medicine
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
山本 格 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (30092737)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 豊 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (40182795)
矢尾板 永信 (矢尾板 栄信) 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (00157950)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2002: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 糸球体 / 遺伝子 / 蛋白質 / ゴルジ体 / mannosidase II / 構造-機能連関 / 糸球体cDNAライブラリー |
Research Abstract |
糸球体上皮細胞と神経細胞のゴルジ体に顕著に分布していることが明らかになった、podoneurogolgin(Kondo D et al. J Am Soc Nephrol 11:803-813,2000)の機能を推定するために、他のゴルジ体膜蛋白、giantin, GM130,GS15,GS28,p115,syntaxn 6,Vti 1a, Vit 1b, mannosidaseII,β-COPなどとpodoneurogolginの全身細胞分布に差があるかを検討した。その結果、podoneurogolginは糸球体上皮細胞、神経細胞の他にランゲルハンス島の細胞のゴルジ体に多く発現しており、さらに興味深いことに、これらの細胞には一般的なゴルジ体膜タンパク質の代表的分子であるmannosidase IIが発現していないか、発現が弱いことが明らかになった。そのため、糸球体上皮細胞には別のmannosidase IIが存在する可能性を検討した。その結果、糸球体にはmannosidase IIと相同性の高い新規の別なタンパク質、mannosidase IIX(Oh-eda et al. Eur J Biochem 268:1280-1288,2001)mRNAが発現していることが分かった。manhosidase IIは糸球体内皮細胞やメサンギウム細胞に発現しているので、糸球体には弱い発現が見られた。また、全身臓器のmannosidase IIX遺伝子発現の検討ではこの発現はpodoneurogolgin発現と相関し、mannosidase II発現と逆相関することが示された。これらの結果からpodoneurogolginはmannosidase IIXと関連している分子であることが示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)