Project/Area Number |
13877221
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cerebral neurosurgery
|
Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
小澤 常徳 新潟大学, 医学部附属病院, 助手 (60313532)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山中 龍也 新潟大学, 医学部附属病院, 助手 (20323991)
|
Project Period (FY) |
2001 – 2002
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
|
Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2002: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | 血管内手術 / 脳動脈瘤 / 血管リモデリング / プラチナコイル / 血管内皮 |
Research Abstract |
我々は、脳動脈瘤に対するプラチナ製コイルを使用した動脈瘤内塞栓術に伴う血管のリモデリングに関する研究を続けている。今までの培養血管内皮を用いたin vitroの研究で、プラチナコイル表面が細胞外マトリックス(コラーゲン)にてコーティングされていることが、コイル上での内皮細胞の増殖の条件であることが解明された。 14年度の研究では、ヒトでの塞栓術と同様に成犬の頚動脈内にコイルを留置し、コイル表面の血管内皮の再生と増殖(リモデリング)の過程を以下の点で明らかにした。 1,無処理のコイルの場合には、2週間の間は内皮細胞の再生は全く起こらない。 2,コラーゲンをコーティングしたコイルでは、3日以内に著明な内皮細胞の増殖が起こり、2週間でコイルは完全に内皮で覆われリモデリングが完成する。 3,1ヶ月を過ぎると、無処理のコイルでも内皮の再生が起こる場合がある。 この結果から、コラーゲンの存在は超早期の血管のリモデリングには必要であるが、ゆつくりとしたリモデリングには他の条件も関与していることが示唆された。しかし、細胞外マトリックス以外のサイトカイン(IL-8やTNFα)や血管内皮増殖因子(VEGF)の関与を解明するまでには到らなかった。 この結果を、今まで行ってきた臨床例での観察、及び砂ネズミと犬の血管内皮細胞を用いたin vitro実験の結果と共に系統的にまとめ、全国学会(第17回日本神経血管内治療学会)シンポジウムにて発表した。その内容は推薦論文として評価を受け、学術雑誌に掲載予定である。
|
Report
(2 results)
Research Products
(1 results)