Project/Area Number |
13877350
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
矯正・小児・社会系歯学
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
相馬 邦道 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (10014200)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村本 健 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (30345300)
戸田 一雄 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (80134708)
石井 規文 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (00323709)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 移植歯 / 矯正刺激 / 歯根膜機械受容器 / 応答特性 / 咬合力 / 歯周組織 / アンキローシス / 移植 / 矯正力 / 歯根膜 / 血管 / 神経 |
Research Abstract |
研究代表者らは、移植歯への矯正刺激に対する生理学的応答性を明らかにすることを目的として本研究を計画した。まず、自家移植実験モデルの作製を行った。麻酔下にて実験動物の片顎臼歯を抜歯し、抜歯窩に同一歯の再植を行った。再植歯に矯正刺激を付与するために、実験部位を含めた片顎の歯に矯正用ワイヤーを接着し矯正力を加えるという実験系を作製した。電気生理学的に歯根膜機械受容器の応答特性を検索するために、in vitro下顎-神経標本を作製した。タングステン針電極を下歯槽神経の神経幹に刺入し、微小神経電図法の手法に従って単一神経線維の活動電位の細胞外導出を行った。まず機械刺激を加え、各ユニットの機械閾値と応答特性の変化を調べた。次に電気刺激を加え、各ユニットの伝導速度を求め、支配神経線維の種類を同定した。この標本を用いて実験動物の歯列部位別の歯根膜機械受容器の応答特性を検索した。咬合力の有無による歯根膜機械受容器の応答特性の影響を検索するため、対合歯を抜去した際の歯根膜機械受容器の応答特性を経時的に記録を行った。次に、自家移植実験モデルを用いて、各群の片顎臼歯部の組織切片を作製し、組織学的に歯周組織の応答性の検討を行った。この実験により、再植後に適切な矯正刺激を負荷した方がより生理的な状態であることが明らかとなった。以上より、矯正臨床の分野において、インプラントの場合では避けられないアンキローシスの回避、歯周組織の改善や、臨床的診断及び適切な評価法の確立という点で本研究の結果は有用なものとなると考えられる。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)