Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 祐児 大阪大学, 蛋白質研究所, 教授 (40153770)
木寺 詔紀 横浜市立大学, 大学院・総合理学研究科, 教授 (00186280)
新井 宗仁 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (90302801)
平田 文男 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (90218785)
中村 春木 大阪大学, 蛋白質研究所, 教授 (80134485)
|
Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2001: ¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
|
Research Abstract |
さまざまなゲノム・プロジェクトが進展しつつある中で,蛋白質フォールディング問題の解決はポスト・ゲノムにおける最も重要な課題の一つとして位置づけられる。既に,米国や英国においては,この十年間ほどの間に,生物科学者,物理学者,化学者らが一丸となって,蛋白質フォールディング問題の解決に向けた研究を強力に押し進めている。この研究領域の今後に於ける重要性に鑑み,この研究領域を特定領域研究(A)として実施し,広く公募を募ってこの分野における我が国の水準向上と強化を図ることが緊急の課題となっている。 本基盤研究(C)(企画調査)では,上記の点に鑑み,以下の二つを目的とする。(1)蛋白質のフォールディングと物理化学の研究領域における国内外の情勢を把握するため,この分野における国内外の先導的な研究者を招き,公開シンポジウムを企画実施する。(2)将来,特定領域研究(A)として発展させるための準備調査を行う。以下の研究成果が得られた。 (1)文部省科学研究費補助金基盤研究(C)公開シンポジウム「蛋白質フォールディング研究の現状と将来」("Protein Folding Studies : Current Status and Future Perspectives")を平成13年12月12・13日の二日間,東京都渋谷区駒場エミナースにて開催した。日本人講演者9名,外国人講演者6名,参加者約150名で,活発な議論がなされ,日本におけるこの分野の研究の活力が大変高いことが明らかとされた。 (2)本研究の代表者と分担者である桑島,後藤,平田が世話人となり,日本生物物理学会第39回年会シンポジウム「蛋白質フォールディングの原理的理解」(平成13年10月7日,大阪大学)を行った。 (3)この研究領域を特定領域研究(A)として発展させるため,平田が申請代表者となって,平成14年度発足特定領域研究「水と生体分子が織りなす生命現象の化学」の領域申請を行った。
|