冬季東アジアモンスーンの変動力学と予測可能性、及び長期変調
Project/Area Number |
13F03022
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Meteorology/Physical oceanography/Hydrology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
中村 尚 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (10251406)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
WANG Lin 東京大学, 先端科学技術研究センター, 外国人特別研究員
WANG Lin 東京大学, 先端科学枝術研究センター, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2013: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 異常寒波 / 気候変動 / 惑星規模波動 / 寒気移流 / ブロッキング高気圧 / エネルギー変換 / 冬季モンスーン / 寒波 |
Outline of Annual Research Achievements |
人為起源の地球温暖化に伴う気温上昇は特に北半球高緯度で著しいと予想され,東アジアでは冬季モンスーンの長期的弱化が予想されているが,ここ数年ユーラシア大陸では寒波・豪雪に見舞われる冬が増えている.この力学過程や予測可能性の解明は近未来の気候予測にとって極めて重要であり,これが本課題の目的である. Wang博士は,2012年1月下旬から2月前半にかけてユーラシア大陸に記録的な寒波をもたらした大気循環異常の時間発展と維持・形成過程について,気象庁全球大気再解析データJRA25データや最新のJRA55データの解析や力学診断を遂行した.その解析から,欧州・ロシア西部に記録的寒波をもたらした停滞性のブロッキング高気圧は,1月下旬に大西洋域から入射した停滞性ロスビー波によりロシア北西部に形成され,その初期の発達と西方への伸長には移動性高低気圧波からのフィードバック強制が重要であった一方,最盛期までの増幅や振幅維持には有効位置エネルギーの気候平均場からの変換が重要なことが判明した.後者は,北極海の海氷縁に伴う強い南北気温傾度や温かい大西洋と寒冷な大陸との間の広範な東西気温傾度に特徴付けられる傾圧的な気候平均場において,高気圧性循環異常がその南側の欧州大陸上にもたらす寒気移流や高気圧の西縁・北縁の暖気移流によりもたらされる.このとき,高気圧性循環異常は高さとともに西方・北方に傾く傾圧構造に特徴づけられる.加えて,地中海沿岸域に大雪をもたらした低気圧性循環偏差の形成・維持には北大西洋から伝播してきた停滞性ロスビー波が,それぞれ重要な事が明らかにされ,現在これらの成果を基に論文を執筆中である.
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(17 results)