Project/Area Number |
13F03056
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Production engineering/Processing studies
|
Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
難波 義治 中部大学, 工学部, 教授 (40029129)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
BEAUCAMP Anthony 中部大学, 工学部, 外国人特別研究員
BEAUCAMP Anthony 中部大学, 工学部, 外国人特別研究員
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
|
Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
|
Keywords | 国際研究者交流 / 硬X線望遠鏡 / 超精密研磨 / 非球面金型 / 超平滑面 / 合成石英 / 炭化珪素 / Shape Adaptive Grinding / X線望遠鏡 / 非球面 / レプリカ / 金型 / 無電解ニッケル / 液体ジェット研磨 |
Outline of Annual Research Achievements |
欧米の協力の下に日本が2015年度に打上げる硬X線望遠鏡と軟X線望遠鏡を搭載したX線天文衛星ASTRO-Hの開発は終了し、現在は打ち上げ前の種々のテストを行っている。高性能な硬X線望遠鏡を開発するには現状の円錐近似の反射鏡ではなく、正確な回転放物面と回転双曲面からなる反射鏡が必須であり、軽量化のためには超精密な非球面金型からレプリカ法で非球面反射鏡基板を製作する方法がベストである。 従来は前加工のし易さからアルミニウム合金を超精密ダイヤモンド切削し、それに無電解ニッケルを成膜し、ダイヤモンド切削と研磨で非球面金型を製作する方法と合成石英を研削・研磨して非球面金型を製作する方法を研究開発して来た。しかし、日米欧の経済状態から次世代の硬X線望遠鏡にはより安価に非球面金型を製作する技術の開発が急務となった。特に、合成石英の非球面研磨では所用の形状を創成するのに年単位の時間が必要であった。 そこで、本年度は、前加工が極めて容易なグラファイトを金型材料として採用し、非球面切削後に炭化珪素を化学気相成長させ、その表面をこの研究で開発したShape Adaptive Grinding (SAG)工具で研削する方法を見出した。この工具は研究室内で極めて容易に製作でき、工具寿命も10時間以上あり、表面粗さ0.4nm Ra以下の面を従来法に比べ1~2桁高能率な10~100mm3/minの除去速度で加工できることを見出した。液晶用ガラスをX線反射鏡基板として使う場合に使用できる非球面金型をこのSAG研削のみで製作できることが判明し、次世代の高性能硬X線非球面望遠鏡の新しい製作法として注目を浴びている。 この研究により研究分担者は国際生産工学アカデミー(CIRP)より2015年8月にTaylor Medalを受賞することになった。
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(2 results)
Research Products
(27 results)