S期における紫外線DNA損傷応答に対する転写因子Foxo1の新規機能の解明
Project/Area Number |
13J00452
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Applied biochemistry
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
金子 悠太 筑波大学, 生命環境科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | CTF18 / 線虫 C. elegans / RPA1 / Proximity ligation assay / タンパク質間相互作用 / タンパク質DNA間相互作用 / 遺伝学的解析 / 紫外線DNA損傷 / 1本鎖DNA / インスリンシグナル伝達経路 / DNA損傷 / フォークヘッド型転写因子 / FOXO1 / DNA合成期 / 線虫 / 寿命 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、S期の紫外線DNA損傷応答機構である損傷乗り越えDNA複製(TLS)における転写因子FOXO1の新規機能の解明、及び生体レベルでの機能解析を目指している。これまでに、FOXO1がS期の紫外線DNA損傷に対して保護的に働くことや、FOXO1がTLSにおける足場タンパク質RPA1と相互作用することなどを見出しており、FOXO1が転写を介さずにTLSに寄与する可能性が示唆されている。 昨年度は、細胞レベルでの複製ストレス依存的な相互作用の検出と線虫におけるFOXO1とRPA1の相同遺伝子であるDAF-16とRPA-1の遺伝学的な相互作用の解析を目指し、それらの実験系の確立及び検討を行った。 複製ストレス応答の評価系の確立を目指し、細胞レベルで二分子間の相互作用を検出するProximity ligation assay: PLAを用いたRPAとの相互作用解析系を確立した。実際に、複製期のDNA損傷応答因子CTF18とRPAの関連をPLAにより確認し、CTF18の複製期DNA損傷応答時特異的なRPAとの相互作用を確認した。本結果は、Molecular medicine reports 誌に受理されており、複製ストレス応答におけるCTF18の新規制御機構解明の糸口として有用な研究成果を残すことが出来た。現在は、この解析法を用い、複製期の紫外線照射後のFOXO1-RPAの相互作用解析やそれに付随する因子の同定を行っている。 線虫での解析においては、RPA-1とDAF-16の遺伝学的解析を目的に、ノックダウン法によるRPA-1発現低下を誘導し、そのノックダウン効率の検証を行った。今後は、DAF-16欠損線虫における紫外線抵抗性を、rpa-1とコントロールノックダウンで比較し、遺伝学的相互作用を検証する予定である。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)