理科における探究学習に関する研究-「探究のナラティヴ」による探究の全体像の理解-
Project/Area Number |
13J00655
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Education on school subjects and activities
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Research Institution | Tokiwa University (2014) University of Tsukuba (2013) |
Principal Investigator |
石崎 友規 常磐大学, 人間科学部, 助教
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 探究学習論 / 探究のナラティヴ / J.J.シュワブ / 探究学習 / 探究の全体像 |
Outline of Annual Research Achievements |
探究的な学習を子どもたちが主体的に進めるには、探究の中で必要な個々のスキルを身につけることが必要であるが、探究の全体像を理解することもまた必要である。そこで本研究では、子どもたちに科学的探究の全体像を理解させるために、「探究のナラティヴ」を導入した教授ストラテジーを提案することを目的とした。 本年度は、特に次の3点について研究を進め、成果を得た。第一に、HOSCに代表される科学事例史法のような類似の教授法の分析をも踏まえて、シュワブが提唱した「探究のナラティヴ」による教授法の特質を明らかにした。とりわけ、探究の全体像の理解に関係する「科学的探究の諸過程」の議論を中心にコナントとシュワブの考えを素描し、ナラティヴを活用したそれぞれの教授法の立場を明らかにした(「探究の全体像理解のための『探究のナラティヴ』―J.B.コナントとJ.J.シュワブの『科学の方法』に関する議論と教授法―」;日本理科教育学会第64回全国大会)。第二に、物語り論における議論を参照するとともに、ノーベル賞受賞者による自身の科学的探究の語りを記録映像から分析し、「探究のナラティヴ」を授業に導入する際に必要な要素を明らかにしつつ、ナラティヴのみによる教授法の限界を明らかにした。第三に、高等学校物理分野を中心に、高等学校理科全体の学習内容を分析して、探究のナラティヴによる教授が有効であると思われる内容を吟味し、教授ストラテジーの導入可能性を探った。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)