膵β細胞の成熟・機能維持における大Maf転写因子群の役割
Project/Area Number |
13J00759
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
General medical chemistry
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
越田 隆介 筑波大学, 人間総合科学研究科, 特別研究員(DC1)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
|
Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | 糖尿病 / 膵β細胞 / 大Maf転写因子群 / MafA / MafB / Angiopoietin-like protein 7 / CRISPR-Cas system |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、大Maf転写因子群の1つであるMafAの、膵β細胞における標的遺伝子を探索した。そこで、angiopoietin-like protein 7 (ANGPTL7)をMafA標的遺伝子の有力候補とし、解析を行った。マウス膵β細胞株MIN6にMafAを強制発現すると、ANGPTL7発現の上昇が見られ、ANGPTL7がMafAの標的遺伝子であることが示唆された。さらにCRISPR systemを用い、ANGPTL7遺伝子の変異マウス(機能喪失型)の作製に成功した。ANGPTL7変異マウスを普通食で飼育し、耐糖能について野生型と比較したが、両者に明らかな差は見られなかった。 大Maf転写因子群の1つであるMafBのin vivoの機能解析を行った。まず組織特異的Mafb遺伝子欠損マウスを作製し、膵β細胞におけるMafBの機能解析することを試みた。まずMafb遺伝子の上下流にloxP配列を挿入させたマウス(Mafb-floxedマウス)の作製に成功した。膵内分泌細胞で作動するCreマウスと交配させ、膵内分泌細胞でMafb遺伝子を欠損させた。すると、Mafbコンディショナル欠損マウスにおいて、膵α細胞とβ細胞の減少が見られ、代わりに非ホルモン産生細胞に置換されていた。以上の結果より、MafBが胎生期の膵α細胞とβ細胞への分化に重要であることが示された。 本研究の派生として、ミクログリアにおけるMafBの機能解析を行い、MafBがGM-CSFシグナリングの抑制因子であることを明らかにした(Koshida et al., Biochem Biophys Res Commun. 2015)。またMafBが後脳脈絡叢の正常な発生に必要であることも明らかにした (Koshida et al, in submission)。
|
Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(3 results)
Research Products
(3 results)