炎症性疾患における免疫受容体Allergin-1の機能解明
Project/Area Number |
13J00774
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
膠原病・アレルギー内科学
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
人見 香織 筑波大学, 医学医療系, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥3,960,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 気道炎症 / 肥満細胞 / 樹状細胞 / 炎症 / マクロファージ / ITIM |
Outline of Annual Research Achievements |
Allergin-1が気道炎症の制御に関与していることをこれまでに明らかにしてきた。Allergin-1は骨髄球系細胞に主に発現しており、骨髄球系細胞の活性化を制御することで気道炎症を制御していることが示唆される。気道炎症では骨髄球系細胞やリンパ球が重要であるが、近年では、上皮細胞も重要な役割を果たしていることが報告されている。しかし、この活性化制御は未だ不明な点が多い。そこで気道炎症における上皮細胞の活性化制御機構を解明することを目的として以下の実験を行った。 野生型、または受容体X欠損マウスにS. pneumoniaeを気管内投与し炎症を誘発し野生型マウスと比較して受容体X遺伝子欠損マウスでは有意に死亡率が上昇することを見出した。受容体Xは骨髄球系細胞、及びリンパ球上にも広く発現している。そこで、上皮細胞上に発現する受容体Xが気道炎症に関与しているか検討するため、上皮細胞特異的に受容体Xを欠失させたコンディショナルノックアウトマウスを作製し、これを用いてS. pneumoniaeによる気道炎症を誘導した。その結果、肺上皮細胞特異的に受容体Xを欠損させたマウスでも野生型マウスと比較して病態が増悪した。このことから受容体Xが肺上皮細胞の活性化を制御することで気道炎症を制御することが示唆された。 また、受容体Xのリガンドとして報告されている分子は数種類存在する。そこでまず、肺における受容体Xリガンド分子の発現を解析した。その後、肺に発現する3種類のリガンド分子をそれぞれ欠損させたマウスにS. pneumoniaeを用いて気道炎症を誘導し、受容体Xによる気道炎症の制御機構にどのリガンドが関与しているか検討した。その結果、分子Y遺伝子欠損マウスで野生型マウスと比較して病態が増悪した。このことから分子Yが気道炎症モデルにおいて受容体Xのリガンドとして機能していることが示唆される。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(2 results)